ゆいちなを10m先で見守りたい

アイドルマスターシンデラガールズ ゆいちなメインのSS

ゆいちなの日常6

唯「ちなったん、お疲れちゃーん!レコーディング、どうだった??緊張した??」
千夏「あら、唯ちゃん、お疲れ様。そうね、色々あったけど、緊張したわ。」
唯「ちなったんもついにレコーディングデビューかー、いいねいいね!ところで何のレコーディングだったの?」
千夏「先週言ったじゃない、海外映画の吹き替えよ。出番は10分も無い脇役だけどね。」
唯「あ~そうだった!それそれ!脇役でも何でも吹き替えのお仕事なんてすごいじゃん!」
千夏「CD出してる唯ちゃんに言われてもねぇ…。私だってCDデビュー、したいのよ?」
唯「声出してることに変わりないじゃ~ん。こっからこっから!日本全国の映画館にちなったんの美声が響き渡ったら、歌のお仕事のオファー来るかもしれないじゃん?」
千夏「前向きに捉えるとそうかもね。でも今回のお仕事でわかったわ。吹き替えって、とても難しいわ。大変だった…。」
唯「ちなったんが大変だった~なんて言うの、珍しいね!いつもなら『やれることをやってきただけよ』って涼しい顔してるのに!どんな感じだったの?」
千夏「その前に、喉が疲れちゃってて…社内カフェでも行かない?ちょっと落ち着きたいわ。」
唯「うんうん、いいよもちろん☆」


千夏「…かくかくしかじかで、そういうことなの。」
唯「なーるほどねー。かくかくしかじかだったんだー。」
千夏「でも良い体験ができたのは間違いないわ、また一つ、成長したわ。」
唯「んふふー、唯、ちなったんのそういうとこ、すごく好きだよ!」
千夏「どういうところ?」
唯「向上心が高いところ?」
千夏「何で疑問系なのよ・・・でもありがとう。」
唯「ただ向上心が高いってだけじゃなくてね、んんとね、超向上心が高いところ!あーもう上手く言えないよ~。」
千夏「私は向上心は普通だと思うの。ただ、人より負けず嫌いなだけだと思うわ。」
唯「あー、それは何となくわかるかも!何気チョープライド高いよね!」
千夏「プライド高いつもりはないんだけど・・・悪い癖なのよね。」
唯「負けず嫌いなのは悪いことだけじゃないと思うけどなー。ゆい、『できるまでやる!悔しい!』みたいなのはあんまりないんだよねぇ。」
千夏「自分でもわかってるんだけど・・・たまに、無駄にムキになっちゃうのよ、力の入れすぎというか。」
唯「なんかちなったんはこう・・・静かに闘志を燃やす!みたいな感じだよね、表には出さないけど内心めっちゃ悔しがってそうっていうか・・・。」
千夏「まぁ、周りから持たれているだろうイメージでは無いわね。」
唯「確かにそうかもねー、可愛いってよりは美人って感じだしー、あんまり表情に出ないよね~。そこがまたかぁっこいいんだけど☆」
千夏「cuteとpassionよりはcool、というところよね、それは私も自覚はしてるわ。だからこそ、ムキにならないようにしてはいるのだけど。」
唯「じゃあ普段は我慢してるってこと?大人だねぇ。」
千夏「するようにはしてるのだけど、どうしても出てしまう時もあるわ。引き下がれない時とかが、たまにあるのよね。」
唯「例えば?具体的な話でそーいうの、ある?」
千夏「・・・誰にも言わないって約束できるならしてあげるわ。」
唯「しないしない!ゆいと、ちなったんだけの、秘密のお話!だから聞かせて!」
千夏「私、卵焼きを作るのが苦手だったの。」
唯「はい?」
千夏「卵焼きがどうしても上手く作れなくて、今まで作るのを避けてたのよ。」
唯「えー嘘だぁ!この前作ってもらった卵焼き、チョーキレイな形でチョーおいしかったよ?」
千夏「・・・本当よ。唯ちゃんからリクエストがなかったら作ろうとも思わなかったし生涯で2度と作ろうとは思わなかったでしょうね。
どうしても美味しくて整った卵焼きを作りたいのに、綺麗に出来なくて、悔しくて、本やネットで調べて動画も見て、なんで、どうして上手く作れないのって。
それで気付いたらその日のうちに卵を2パック使い切っちゃったの。我ながら情けない話よね。」
唯「え~そうだったんだ!じゃあゆいのために頑張ってくれたんだ!」
千夏「仕事でもここまで意地になることは無いのよ?でも唯ちゃんのこととなるとつい、ね。我ながら、おかしくなっちゃうわ。」
唯「でもそーゆーとこがちなったんの可愛いところだよね!うんうん!ちなったん、可愛いぞ~☆」
千夏「・・・唯ちゃんのことでだけよ、こんなに自分の感情を抑えないで、必死になって、coolとはかけ離れた相川千夏になるのは。」
唯「も~ちなったん!そういうとこだよ!急に可愛くなるのずるい!」
千夏「それを言うなら唯ちゃんだって、その、いつも可愛い、わよ?」
唯「んへへ、ありがと、ちなったん!」
千夏「どういたしまして。さて、そろそろ帰りましょうか。」
唯「あ、ちなったん、今日泊まってっていい?宿題手伝ってよ~。」
千夏「あなた何日うち泊まるつもりなのよ・・・。私は構わないけど、流石に心配されるんじゃないの?御家族に。」
唯「大丈夫大丈夫、夏休みだしー、親はちなったんのとこに泊まるなら安心っていっつも言ってるし。」
千夏「あなたの親御さんからの謎の信頼感はなんなのかしら。」
唯「そーゆーわけで、いったん帰って着替えと宿題持ってくね!あ、ご飯はまた一緒に何か作ろー!」
千夏「はいはい、わかったわ、じゃあ一旦解散ね。また後でね。」
唯「はいはーい、また後でねー!」

 

osimai

ゆいちなの日常5

千夏「唯ちゃん、お醤油取ってくれるかしら?」
唯「はーい、どうぞ!」
千夏「ありがとう。・・・さすがに2人で立つには少し狭いわね、このキッチン。」
唯「え~そうかな~。ゆい的には~、ちなったんと距離が近くてー、楽しいよ?」
千夏「まぁ、急いでるわけでもないしね、ゆっくり作りましょうか。・・・って、唯ちゃん、これお醤油じゃなくてめんつゆじゃないの。」
唯「あっれーそうだった?メンゴメンゴ!でもさー、お醤油もめんつゆもどっちもしょっぱいんだし、大丈夫じゃない?」
千夏「あなたね・・・。でも入れちゃってから気付いた私も悪いし・・・このままでもいいとしましょうか。」
唯「ゆいん家だとー、納豆とか卵焼きにもめんつゆつかったりするよ?」
千夏「塩分過多になりそうだわ。」
唯「それは大丈夫!大槻家は常に薄めためんつゆを空になったペットボトルに作って冷蔵庫に入れてあるの!えらいっしょ?『薄めためんつゆ!』ってマジックで書いてるから、絶対に間違えないし!」
千夏「そういう話で言ったらあれね、相川家では生卵を冷凍庫に入れて保存してたわ。」
唯「えええ何それ!卵凍らせちゃうの?割れちゃったりしない?」
千夏「少なくとも私は割れてるの見たこと無いわね、唯ちゃんも見てみる?冷凍庫に入ってるわよ。」
唯「どれどれ…。マジ!ほんただー!冷凍卵が仲良く並んでるよ~。でもなんで冷凍庫?冷蔵庫じゃだめなん?」
千夏「冷凍庫に入れておいたほうが保存期間が長くなるらしいわ。母に教わったの。」
唯「へぇぇちなったん物知り~。あ、ちなったん、お鍋吹き零れそう。」
千夏「おっと、危ない危ない・・・。」
唯「そういえばこないだねー学校で調理実習やったの!家庭科で!それでね、先生に『大槻さん包丁の扱いが丁寧で大変よろしいですわ』って褒められちった!!」
千夏「あら、やるじゃない。私も色々教えたものね・・・。最初の頃は危なっかしくて見てられなかったけど。」
唯「いや~家で包丁とか使わないしさー、でもちなったんとこうしてキッチンに立ちたくて、ゆい頑張ったんだよ?」
千夏「ふふ、ありがとう。偉いわ、唯ちゃん。」
唯「もっと褒めて褒めて~ゆいは褒められると伸びる子だから~!」
千夏「褒めなかったら、どうなるの?」
唯「え~、縮んじゃう~!なんちって!」
千夏「縮んじゃった唯ちゃんもさぞ可愛いでしょうね、見てみたいわ。」
唯「ちなったんにはありのまま等身大のゆいを見て欲しいですっ!!」
千夏「何かのキャッチコピーみたいね。」
唯「あー、『大槻唯、ありのまま等身大の魅力!』みたいな写真集とか!?」
千夏「いいわね、3冊は買うわ。」
唯「3冊も買ってどうすんの!?」
千夏「観賞用、保存用、布教用で3冊ね。」
唯「ウケル!てゆーかちなったんには写真じゃなくてもー、いつでもゆいのことが見れるじゃん!」
千夏「写真は写真で綺麗でいいのよ、芸術作品だもの。鎌倉ロケの写真、とっても綺麗だったわよ?」
唯「ほんと?!ありがとう~ちなったん!じゃあじゃあ、今度2人でスタジオ借りてさー、2人だけで撮影会しようよ!ゆいもちなったんの美人さんなお写真撮りたいよー。」
千夏「おもしろいわね、当然、仕事抜きでよね?」
唯「あったり前ジャン☆プライベートだからぁ、あーんな写真やこーんな写真も、ありだよー?ねぇねぇ?」
千夏「おじさんっぽいわね・・・。さぁ、お鍋、出来たわよ。唯ちゃん、食器出しておいてちょうだい。」
唯「はーい!」


おしまい

ゆいちなの日常4

千夏「唯ちゃん、モバブもってないかしら、充電切れちゃったわ。」
唯「持ってるよー、ホイ。」
千夏「ありがとう。二人ともiPhoneでよかったわ。」
唯「なんで充電の端子ってメーカーによって違うんだろうね?やっぱ…こだわり?オンリーワン的な?」
千夏「あまり気にしたこと無かったわね…。ガラケーの時からそうだったしね。」
唯「ゆいはガラケーの時代知らないんだー、親に最初に買ってもらったのがスマホだったしー。」
千夏「まぁ…そうよね。」
唯 「ところでちなったん、事務所着いてからずっとスマホいじってたけど、何してたん?ゲーム?」
千夏「ええ、パズルゲームよ、最近ちょっとはまっちゃってて。」
唯「ちなったんがゲームでスマホの充電切らすとか!おもしろすぎっしょー!!」
千夏「私だってゲームくらいするわよ、そんなに詳しくないけどね。」
唯「ゆいはひとりでやるゲームよりみんなでやるゲームが好きだなー、人生ゲームとか!あーでもスマホでやるやつは基本一人でやるけどー、オンライン協力で知らない人と遊ぶの楽しいよ!」
千夏「唯ちゃんらしいといえばらしいのだけど…アイドルだってバレないようにしてる?」
唯「大丈夫だよ!たぶん…。名前とかIDとか、絶対わからないようにしてる!あ、ちなったんならわかっちゃうかもな~。」
千夏「私にバレるんじゃ他の事務所の子にもバレるんじゃない?」
唯「いやーそれはないかなー。てゆーか、同じゲームやってる子にはもう教えちゃってるし!もち、他の子達も絶対アイドル本人だってわからないようにしてるよ!あーでも紗南ちゃんだけはもう本人だって公表しちゃってるっけ。」
千夏「まああの子は特別よね。メーカーから直々にプレイをお願いされるくらいだし。」
唯「そうそう!紗南ちゃんネットの中でもアイドルしててすごいよ~!ゲームもメッチャ上手いし!!あ、そうそう、このIDと名前がゆいのなんだけど、わかる??」
千夏「どれどれ…。…なるほどね、私の家に来たことがある人しかわからないわねこれは。ふふ、『reizoukonijudenki』なんてわかるわけないわ。」
唯「いやー、初めて見たときからずっとツボっちゃっててさー、なんで冷蔵庫にスマホの充電器つけてるの!?ウケる!!って。」
千夏「その話、またするの?」
唯「いやいや、理由は前に聞いてるからわかってるけど見た目がヤバいじゃん!!冷蔵庫に充電器!相川家の七不思議の1つだよ~!」
千夏「あと6つもあるのね。」
唯「うん、たぶんあと6つあるよ!!探せば!!あ、でもでも、もう1つはわかってるからあと5つかなー。」
千夏「そんな不思議なことあったかしら、教えてくれる?」
唯「ちなったんの家にいるとー、な~ぜ~か~、ちなったんが優しいの!とっても!不思議じゃない?!?」
千夏「あら、普段は優しくないみたいな言い方ね。じゃあ今日は唯ちゃんのお仕事終わるの待たずに帰ってもいいかしら?」
千夏「もーほらーそういうところだよ!!でも実際ゆいのお仕事、まだPちゃんも来てないから始まりもしないしいつ終わるかもわからないから、待たせるの悪いよ。」
千夏「私もこれから打ち合わせがあるし、終わったあとはまだ読んでない本もあるし、適当に待ってるわよ。終わる目処がたったら連絡ちょうだいね。」
唯「うん、わかった!!ゲームのし過ぎで充電切らさないでねー?」
千夏「大丈夫よ、そのためにモバブ借りたんだから。」
唯「ちゃんと唯の分も残しておいてよね!!」
千夏「お菓子みたいに言わないでよ…。」


おしまい

ゆいちなの日常3

 

唯「あ、ちなったんおはおは~☆」
千夏「唯ちゃんおはよう、珍しく待ち合わせ時間より早く来たのね。」
唯「今日はすっごい早起きしたの!もうおじいちゃんってくらい!」
千夏「そこはおばあちゃんなんじゃない?」
唯「んー確かに!いやー昨日のダンスレッスンが超厳しくてさー、トレーナーさんにめっちゃしごかれてー。2時間くらい居残り練習させられちゃってさー、もう足も腕も動かせないくらい疲れちって帰ったシャワー浴びて即寝しちゃった!」
千夏「あら、早寝早起きでいいじゃない、健康的ね。」
唯「そうかもだけどー。帰ったら家でしかできないこととかあるじゃん?ちょーっとだけ損した気分。」
千夏「でもおかげで今日遅れずに来れたじゃない。」
唯「まぁそうだけどさー。もうちょーっと早く起きてれば色々できたんだけどもー。」
千夏「唯ちゃん、最近は1人でいるときって何してるの?」
唯「うぇ?まぁ好きなテレビ見たりー、雑誌読んだりー、あとゲームしたりー、深夜だとアレをナニしたり・・・。」
千夏「志希ちゃんのマネはやめなさいって。」
唯「ばれちった☆ちなったんもあのラジオ聞いてたんだー、超おもしろかったよねー!」
千夏「そりゃあ、同じ事務所の番組だもの。ラジオ以外もちゃんとチェックしてるわよ。にしても、あの2人だけでをラジオに出演させるとは思わなかったわ。」
唯「ねー!もうフレちゃんと志希ちゃん組ませると放送事故もいいとこだよー!でも2人とも楽しそうだったよねー!ゆいもちなったんと2人でラジオ番組でたいよー。」
千夏「2人でパーソナリティを務めてゲストを呼ぶようなラジオ?」
唯「それでもいいけどー、ゆい的には2人っきりがいいな!!夫婦初めての共同作業ー!!」
千夏「ラジオで聞かせられない発言がどんどん飛び出しそうだわ…こっちも放送事故必死ね。」
唯「夫婦初めての共同作業には突っ込んでくれないの?」
千夏「今更ね。」
唯「今更だね!あ、ちなったん、そろそろ電車降りなきゃじゃん?」
千夏「そうね、次の駅で降りるわよ。」
唯「はいほーい。」


千夏「そういえば唯ちゃんは事務所の他の子の出てる番組や雑誌なんかは見てるの?」
唯「ほんはのははひはえはん!はっひあはひほいいあいえはんほはっへうひ!」
千夏「食べながら喋るのやめなさいよ・・・。まぁそうようね、私もCDとか買うし…。」
唯「むぐむぐごっん。ちなったんが普通のアイドルの曲聞いてるとか、ちょっと想像できないよね!ゆいもちゃんとCD買ってるよ!事務所のみんなの専用のラック作ってあるんだ!」
千夏「私ってそんなにJ-POP聞いてるように見えないのかしら…。」
唯「いやーだって普段のちなったん、JAZZとかクラシックとか聞いてそうじゃん?もしくは洋楽?あーゆいは洋楽のことはよくわかんないけど、イメージ的にはね?」
千夏「洋楽もJAZZも聞くけど・・・アイドルの前に1人の日本人なのよ?J-POPくらい聞くわよ。」
唯「そりゃそうだけどもさ!ほら、ちなったんって、クールビューティって感じじゃん?もっとこう…何ていうんだっけ、ほら、俗っぽいのが似合わなそうっていうかさー?」
千夏「このあいだ光ちゃんにも同じようなことを言われたわ。」
唯「光ちゃんに?光ちゃんはJ-POPっていうよりヒーローものとか戦隊ものの主題歌って感じだよねー。」
千夏「光ちゃんに、まさにその戦隊ものの曲を勧められたのよ。その時何て言ったと思う?『千夏さんは日本の歌とかこういった子供っぽい曲はあまり聴かないかもしれないけど!これはいい曲だし歌詞も気持ちが篭ってて、とにかく素晴らしい歌なんだ!』って。私のイメージってやっぱり洋楽とかになっちゃうのかしらね。」
唯「マジウケル!!ちなったん、日本人として見られてない説!いっつもフランス語の本ばっか読んでるからねー。」
千夏「日本の純文学も、読んでるわよ…。そういえば、先週貸した本、読んだ?」
唯「そうそう!それ!借りてた本を寝る前に必ず10ページ読むって決めてたんだけどさぁ、昨日は寝ちゃってさー。朝早く起きて読もうと思ったのに結局そんなに余裕無くて読めなかったんだー、マジ悔しい!」
千夏「あら…ふふ、ありがとう唯ちゃん、ゆっくりでいいから、ね。読み終えたら感想聞かせてちょうだいね。」
唯「うん、ゆい、読書感想文とか書くのチョー苦手だったけど、ちなったんから借りた本だから頑張って感想文書くね!」
千夏「文章にしなくてもいいわよ別に。本のことでゆいちゃんとお話が楽しめるだけで、私は嬉しいから。」
唯「ちなった~ん…んふふ、確かに、ちなったんと楽しい話、い~っぱいしたけど、これからももっとい~~っぱいしたいもんね!」あ、じゃあ今度はゆいの好きなものに興味もってもらおうかな~♪」
千夏「あら、何をお勧めしてくれるのかしら。」
唯「アゲアゲの~キメキメのメイク!ゆいといっしょにギャルメイクして~クラブとかに遊びに行くの!ちなったんともたまにはそういうことしたいなーって!…ダメ?」
千夏「考えておくわ…まぁ外にでるかはともかくとして、家でメイクするくらいなら。」
唯「お、まじで~?じゃあ次のお泊りの時に、ゆいがちなったんをバッチリメイクしてあげるね!めっちゃ勉強できるギャルとかチョークール!パない!!」
千夏「前に高校生の格好させられたこともあるし、それに比べれば…ね。」
唯「あー文化祭の!あの時の恥ずかしがってるちなったん、めっちゃ可愛かった!あ!じゃあじゃあ!ゆいの制服貸してあげるから、2人でギャルJKのカッコしよう!イェーイ!!」
千夏「私大学生なんだけど…。」

 

 おしまい

1週間後、大槻唯のブログにて『ギャルJK2人☆』という写真が貼られたそうな。

ゆいちなの日常2

 

 

千夏「唯ちゃん、今日はレッスンの後予定空いてるかしら?」

唯「んんん~?今日はレッスンの後は美嘉ちゃん莉嘉ちゃんと買い物行ってー、その後は美嘉ちゃんお勧めのラーメン食べに行く約束してるんだぁ。」
千夏「あら、そうだったのね。ラーメン…最近私も食べてないわね。」
唯「ちなったん、何処かゆいと行きたいところでもあった?」
千夏「特に何かあるわけじゃないわよ、予定が空いてるなら一緒に予定を埋めたかったの。」
唯「いひひ、ゆい、ちなったんのそーゆーとこ、すごい好きだよ!」
千夏「どういうところかしら?」
唯「何ていうのかな、うーん、言葉にするのが難しいね!ちなったん、教えてたもれ~。」
千夏「唯ちゃんがわからないことをどうして私が言葉にできるのよ・・・。」
唯「ゆいの中でちなったんは唯一神だから!何でも知ってるかなーって!」
千夏「…全知全能の神って言いたいのかしら。それなら私よりもPさんの方が適任じゃないのかしら。適任?うーん、難しいわね。唯ちゃん、この使い方であってるかしら?」
唯「あは、何それ、さっきのゆいのマネっこ?ちなったん可愛いなぁもう!」
千夏「唯ちゃん前に『Pちゃんは何でもお見通しなんだよ』って言ってたじゃない。唯ちゃんのこと、良く理解してくれてるのよね?」
唯「あー確かに。ゆいがその時欲しいキャンディーすぐ買ってきてくれるんだよね!まじエスパー!あとねーライブとか撮影とかで着る衣装が毎回チョー可愛くてチョー好みなの!すごくない?毎回だよ?」
千夏「確かに、Pさんの選ぶ衣装は毎回毎回唯ちゃんに似合ってると思うわ。」
唯「でしょでしょ?あ、でも、ちなったんの衣装も毎回似合ってるよ!前見せてもらったドレスなんかチョー大人っぽくてチョーカッコよかった!ゆいもアニバーサリーのパーティーでドレス着たけど、まだまだ大人の色気はでなかったな~!」
千夏「あら、ありがとう。ちなみに興味本位で聞きたいんだけど、私の今まで着た衣装の中でどれが一番唯ちゃんの好み?」
唯「ゆいが着るとしたらってこと?」
千夏「そうね…唯ちゃんが、私に一番着て欲しい衣装、っていうニュアンスかしら。」
唯「あーそういうこと?それなら当然!サクラブロッサムの衣装っしょ!モチのロンのメンタンピン!」
千夏「何でメンタンピンなのよ…三色もつけて…って私も何言ってるのかしら、サクラブロッサムの衣装ね、ふふ、嬉しいわ。でもあれは、そう、永久欠番だから、これ以外でお願い。」
唯「エイキュウケツバンって何?罰ゲーム?ひょーぅ痛そーう!」
千夏「今度友姫ちゃんに聞いてみなさい。」
唯「野球用語なのかな?まぁいいや、サクラブロッサム以外だと・・・うーん、全部好き!は無しだよね?そしたらー、あ!あれ!レッドバラードのイベントで着てたチャイナドレス!」
千夏「ああ、ファン投票で上位の衣装をライブで着るっていうイベントの時の衣装ね。」
唯「そうそうそれそれ!もー可愛いしカッコイイしセクシーだし色っぽいし!」
千夏「ありがとうね、唯ちゃんもチャイナドレス似合うと思うわよ。」
唯「プリクラのコスプレで着たことはあるけど~、やっぱちゃんとしたものを着てみたいよ~。今度Pちゃんにお願いしてチャイナドレス着るイベントやってもらお!ちなったんも一緒に!」
千夏「サクラブロッサムの新しい衣装にチャイナドレス・・・悪くないかもしれないわね。」
唯「でしょでしょー?ちなったんからもお願いしてみて!」
千夏「ふふ、Oui」
唯「ちなったんがうぃーっすって!言った!似合わない!」
千夏「どこから『す』が出てきたのよ。Ouiよ、フランス語で…まぁいいわ、それより唯ちゃん、そろそろ出ないとまずいわ。」
唯「あ、もうこんな時間?じゃーそろそろレッスン行きますか!ちなったんは?今日はこれからどうする?」
千夏「とりあえず駅まで一緒行くわ、その後は適当に、過ごすわ。」
唯「送ってくれるの!優しいんだぁー。んへへ、ありがとうございます!」
千夏「何よかしこまっちゃって、似合わないわよ。」
唯「常に感謝を忘れないのが大事なんだよー。って、ちなったんから教わったもんね!どんなことにも感謝感謝!」
千夏「教えた覚えは無いわ、唯ちゃんが見習ってくれてるだけよね、ふふ、ありがとう。じゃあ行きましょうか、忘れ物は?大丈夫?」
唯「99%大丈夫!1%あってもちなったんの家にあるなら大丈夫!」
千夏「まぁ・・・そうかしらね、じゃあ行きましょうか。」
唯「はーい!おっ邪魔しましたー!」

 

おしまい


※レッドバラード衣装投票結果
1位 ビジネススーツ
2位 チャイナドレス
3位 タキシード(白)
という妄想(願望)

ゆいちなの日常1

 

 

唯「ねぇねぇちなったん、今日のお昼ご飯、どうする?」
千夏「そうねぇ・・・唯ちゃんは何か食べたいものとか、ある?」
唯「ゆい、ちなったんの作ったものならなんでも好きだよ!昨日のパスタとかも最高だったし!」
千夏「ふふ、ありがとう。…じゃあ選択肢を限定していきましょうか。昨日の食べたものじゃないものにしましょう。」
唯「昨日のー?んーとねー朝はトーストとサラダでしょ?お昼はねー、ゆっきーとカレー食べに行ったよ、インドカレー!もー超辛かったー!ナンもカレーもおいしかったけど!」
千夏「あら、唯ちゃん、辛いの苦手だったかしら?」
唯「いやいや、苦手とか関係なくて、あれはホント辛いって!ゆっきーも『辛いのは任せてよ!』とか言ってたくせに『こんな辛いとは思わなかったよー』って笑ってた!2人して汗ダラダラになりながら食べたんだよー。」
千夏「そんなに辛いの、どうして頼んだのよ?」
唯「ゆっきーのお友達が働いてるっていうお店があってー、行こうって誘われてさ!そこの看板メニューだったんだよねー。食べた後、2人でお店にサイン書いてあげた!『辛い!』って!」
千夏「なるほどね。で、その後は私とカフェでお茶してケーキを食べて、夜は私の家でパスタね。」
唯「そうだよー、ちなったんは朝とお昼はどうしたん?」
千夏「朝は私もトーストだったわ、サラダは無いけどね。」
唯「おお!?おそろじゃーん!流石!通じ合ってますなぁ!」
千夏「お昼は撮影のお仕事があって、トラブルで時間が押しちゃって、結局食べてないのよね。」
唯「あー昨日言ってたねー、ちょっとトラブったって。何かあったん?」
千夏「雫ちゃんの衣装がはじけたの。」
唯「は?」
千夏「撮影途中で雫ちゃんの衣装が破れちゃったの。胸のところから。それで衣装を新しく用意してもらってね、その手配に時間がかかってしまったのよ。使う予定だった衣装も全部サイズを一回り大きいのに変えてもらったのよね。それで待ってる間は私の撮影を多めに時間取ったの。万が一のためにね。」
唯「マジで!?ウケル!!雫ちゃんのおっぱい、どんだけなの!?」
千夏「私も笑っちゃったわよ、現実でもああいうことあるのね。ふふっ。」
唯「ゆいももう少しおっぱい欲しいなあ、やっぱり牛乳たくさんの飲んだ方がいいのかなぁ?」
千夏「唯ちゃんは今のくらいでちょうどいいと思うわ、スタイルもいいんだし。私より大きいんだし。」
唯「お互い揉んでるのになかなか大きくならないよねぇ、はー、世の中は不条理だなぁ。」
千夏「胸の大きさくらいで不条理を感じなくても・・・って最近『不条理』って良く使うわね、何かに影響されたのかしら?」
唯「えーそんなに使ってなくない?んー、ゆい、何かに影響されるとしたらだいたいちなったんからだし、ちなったんが『不条理』って言ってたからだと思うよ?」
千夏「最近私、不条理だなんて言葉つかったかしら?」
唯「えー覚えてないよー、そんなことより、今日のお昼!もう1時だしお腹空いたよ~。」
千夏「起きたのが11時過ぎてたものね、朝も食べてないし、仕方ないわよね。」
唯「ちなったんとお泊りすると夜更かししちゃうからなぁー。」
千夏「ベッドに入るのは早いんだけどね・・・。」
唯「そこからが長いんだよねー、いつも、楽しいし気持ちいいからいいけど!」
千夏「不毛な会話が長いのよね、私達。で、お昼ね。昨日は2人ともお米を食べてないみたいだし、和食にしましょうか。唯ちゃん、どうかしら?」
唯「うんうん、ゆいもそう思ったとこ!やっぱ日本人は米だよね~。」
千夏「あんまり和食になりそうなものが冷蔵庫に無いわね・・・ごはんと卵焼きとお味噌汁くらいになるけどいいかしら?」
唯「いいも何も、ゆい、ちなったんの作ったものなら何でも好きだから大丈夫!ちなったんはいいお嫁さんになるよ~。ゆいはちなったんに胃袋つかまされちゃったからな~。」
千夏「あら、じゃあ毎日私の味噌汁飲んでくれるのかしら?」
唯「ワオ!プロポーズされちゃったよ~。じゃあゆい、いっぱい稼いですっごい綺麗な結婚指輪買うね!」
千夏「指輪よりも家が欲しいわ、あなた。」
唯「ちなったんノリノリ~!じゃあまずは2人の愛の巣を作る計画たてなきゃだね、ち・な・つ☆」
千夏「・・・唯ちゃんから千夏って呼ばれると違和感しかないわね・・・。ほら、早くベッドから出て顔洗ってきなさい?それからテーブル出しておいてもらえるかしら?」
唯「ほいほーい!ねぇちなったん、おはようのチューは?チューはー?」
千夏「さっきしたじゃないの、もう・・・チュ、おはよう、唯ちゃん。」
唯「えへへ、ちなったん、好き!」
千夏「ありがとう、唯ちゃん、私も好きよ。あと好きな人の前でも下着くらいつけなさい?」
唯「このままシャワー浴びてくるからいいの~、あ、バスタオル借りるね~。」
千夏「もう、しょうがないわね。下着、脱衣所に置いとくわね」
唯「ありがとうちなったん!じゃあいってきまーす!朝シャン朝シャン☆」

 

 

千夏「じゃあテーブルだけ出しておいてっと。・・・ふふっ愛の巣、ね。」

 

おしまい

 

御挨拶

初めまして。糸尾 椎(いとお しい)と申します。

このブログは主に『アイドルマスターシンデレラガールズ』の大槻唯と相川千夏の2人に焦点を当てた2次創作SS置き場となります。

所謂ゆいちなです。

2次創作が嫌いな方や百合に著しい嫌悪を抱く方はブラウザをお閉じ下さい。

バッチ来い!という方は続きをどうぞ。設定やら何やら。

 

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