ゆいちなを10m先で見守りたい

アイドルマスターシンデラガールズ ゆいちなメインのSS

ゆいちなの日常10 クリスマス

12/25


美嘉「みんな、お疲れ様ー。プロデューサーが車準備してるから、帰る準備しててねー。」
里奈「美嘉センセー、大槻唯ちゃんもう帰っちゃいました~。」
美嘉「ええっ!?なんでなんで??何か緊急な用事でも入った感じ?」
里奈「緊急っていうか~、いつも通りっていうか~、まぁクリスマスだし?みたいな。」
美嘉「!!あああ~そういうことね、時間遅いけど、まぁそういうことなら大丈夫かなー。でも先に帰るなら一言言っておいて欲しかったなー。」
里奈「まぁ時間押しちゃったし仕方ない仕方ない!唯ちゃんも『美嘉ちゃんにはごめんって言っといて!今度3人でまた遊ぼうね!』ってさー。」
美嘉「オーケーオーケー、また3人で、ね。じゃあ、私たちは帰ろっか、準備できてる?」
里奈「美嘉センセー、疲れすぎて動けないぽよー。」
美嘉「はいはい甘えないの、同じくらい踊って歌った後でも急いで出てった唯ちゃんを見習って。」

 

 

 

礼子「みんな、お疲れ様、今日はいいステージだったわ。」
アヤ「おう、良い感じだったよな!なあ、千夏さん?」
あい「千夏くんなら、もう帰路に着いたよ。」
アヤ「え、速。打ち上げとか今日は無い感じなのか?」
千秋「いえ、私たちの打ち上げはあるわよ、でも千夏さんには別の打ち上げがあるのよ。」
礼子「お姫様が待ってるのよね。」
あい「どちらかというと、姫が王子の元へ走ってるのかな。向こうは少しトラブルがあったらしく、終了の時間が遅れてしまったらしい。」
アヤ「ああ~そういう…。まぁクリスマスだしな。」
千秋「特別な日は特別な人と、ね。…私も佐城さんに会いたくなってきたわ…。」
アヤ「アタシもこずえに…。」
あい「私も薫に…。」
礼子「あなた達…。」

 

 

 

唯「ごめん!!!ちなったん!!!待ったよね!!??ほんと、ごめんなさい!!」
千夏「そんなに待ってないわよ、それにそっちではトラブルが有ったって聞いたわ。仕方ないことよ。」
唯「でもでも、唯か無理言ってお出掛けしたいからって、今日中にイルミネーション見に行きたいって言ったのに…!遅れちゃって…!」
千夏「大丈夫よ、ほんとに、気にしないで。」
唯「でもでもでもでも、昨日もちなったん、限りある時間を最大限楽しむって、言った、し、レットバラードの方で、何か、あったんだったら、ゆい、ちなったんに無駄な時間、作っちゃった、時間、ごめんなさいって、ちなったん、ちなったん…。」
千夏「唯ちゃん、泣かないで。私は本当に気にしてないわ。確かに残り時間は少ないけれどまだイルミネーションは見れるわ。」
唯「う、う、ちなっ、ちなったぁん。」
千夏「楽しみにしていたことが
予定通りにならないことも、たまにはあるわ。それにね、唯ちゃん。確かに私はあなたをここで待ってたけど、無駄な時間だとは思ってないわ。」
唯「うう、う、ほんとう?」
千夏「ええ、本当よ。待ってる間ね、ずっとあなたのことを考えてたの。『きっとあの子は待たせたことを謝ってくるだろうから優しくしてあげなきゃ』とか『イルミネーション見て回る時どんな話をしようか』とか、ね。」
唯「ゆいも、ゆいも、ちなったんのことばっかり考えてたの!ちゃんとごめんなさいしなきゃって。怒らせちゃったかなって。」
千夏「ふふ、だからね、唯ちゃん。好きな人のことを考えてる時間は、無駄な時間なんかじゃないわ。むしろとても大切でとても素敵な時間だと、思わない?」
唯「うん、うん。」
千夏「だからね、予定通りにならないことは仕方ないことだし、それより唯ちゃんが私のことを思って急いで来てくれたのがとても嬉しいの。怒ってなんか、これっぽっちもないわ。」
唯「うん…うん…ちなったぁん。」
千夏「だからね、唯ちゃん、もう泣かなくていいのよ。いつもみたいに、明るく笑って。」
唯「うん、うん、これは嬉しくて
泣いてるの、へへ、嬉しい。そう、嬉し泣きだから!ちなったん!ありがとう!大好き!!」
千夏「ええ、私もよ、唯ちゃん、大好きよ。」
唯「えへへ…やっぱちなったん、格好良くて、頭良くて、優しくて、本当に好きだよ。」
千夏「もう…褒めすぎよ。さぁ、散策できる時間があるうちに、歩きましょう?楽しみにしてたんでしょう?」
唯「うん!行く行く!…!!ちなったん、手、冷たい!!でも唯と手繋いでれば温かくなるよね!!ほら、手繋ご!」
千夏「ちょっと、引っ張らないで…もう、急に元気になっちゃって。」
唯「やっぱゆいは元気が一番だよね!」
千夏「自分で言っちゃう?ふふ、そうね、元気な唯ちゃんを見てると私も元気が出るわ。」
唯「でしょでしょ~!?ゆいも、ゆいも、そう思ってたんだよね~!」
千夏「調子いいんだから、全く。」
唯「ゆいとちなったんのクリスマスはまだまだ終わらないぜ~!!メリメリ~!クリクリ~!!」

 

 

おしまい